スパイ組織で働く主人公と、その仲間たちが繰りひろげるユーモアミステリー

日本の情報機関【公安調査庁】に勤務する澤村涼介は25歳。
外事情報局諜報部に所属する、入庁3年目の若手諜報員(スパイ)である。
 
一日、その澤村が所属する諜報部六課に、諜報部門のトップの榊原諜報部長から極秘の指令が下される。FSB(ロシア連邦保安局)出身のロシア・マフィア、ユーリー・マルコフが核兵器の製造を可能にする放射性物質【ウラン235】をロシア軍から不正に入手し、日本を経由させて国際テロ組織【ジハード国】への横流しを画策しているという。その情報をつかんだ榊原は、マルコフの逮捕と流出したウランの奪取を六課に命じる。
 
指令をうけた澤村たちは、来日したマルコフを監視しつつウランを奪取する機会を探っていた。しかし作戦はマルコフ側にすべて筒抜けになっていて、逆にマルコフたちからの襲撃を受けてしまう。

間一髪で襲撃から逃れることができた澤村は、作戦が漏れていたことから公調内にマルコフと通じている【内通者(モグラ)】の存在を疑いはじめる。
やがて海外担当の諜報一課に不審な動きがあることに気づいた澤村は、上司の土門とともに極秘の調査に乗り出したものの、その動きは一課の真野課長に察知され、澤村たちは捕らわれの身になってしまう。この一課課長の真野こそが、マルコフを使ってウランの密輸を画策していた黒幕であったのだ。

澤村と土門に真野の口封じの手が迫る。だがその直前、榊原率いる特殊強襲部隊【SAT】が監禁場所に現れ、澤村たちを救出する。真野たちには逃走を許してしまったものの、国内に密輸されたウランは無事に確保し、一連の事件は無事に解決したのだった。