
作品番号 1572694
最終更新 2020/02/03
「あなたに一目惚れいたしましたわ!」
その言葉からはじまった君との関係。
工事現場で働く土埃にまみれた僕の手を、彼女はためらいもなく握りしめてきた。
「私……陸斗の傍にいますわ。絶対に、絶対に離れたりなんかいたしません!」
「お前は主人に懐いた犬か?」
「えっ……!?」
彼に恋したお嬢様の恋はどこまでも熱く、想いを募らせていく。
だけどーー。
「……お前には無理だ。歩んできた道が違いすぎる」
笑って、泣いて、お嬢様はたくさん恋をする。
「私は陸斗が好きですわ。誰よりも、愛してます。あきらめるなんて出来ません」
これは工事現場で働く繋ぎを着た彼に、全力の愛をぶつけるお嬢様の恋物語。
高山陸斗 × 六条鈴華
暑い日差しの下で、彼らの少し変わった初体験がはじまるーー。
その言葉からはじまった君との関係。
工事現場で働く土埃にまみれた僕の手を、彼女はためらいもなく握りしめてきた。
「私……陸斗の傍にいますわ。絶対に、絶対に離れたりなんかいたしません!」
「お前は主人に懐いた犬か?」
「えっ……!?」
彼に恋したお嬢様の恋はどこまでも熱く、想いを募らせていく。
だけどーー。
「……お前には無理だ。歩んできた道が違いすぎる」
笑って、泣いて、お嬢様はたくさん恋をする。
「私は陸斗が好きですわ。誰よりも、愛してます。あきらめるなんて出来ません」
これは工事現場で働く繋ぎを着た彼に、全力の愛をぶつけるお嬢様の恋物語。
高山陸斗 × 六条鈴華
暑い日差しの下で、彼らの少し変わった初体験がはじまるーー。
- あらすじ
- ある夏の炎天下のなか、一人場違いなお嬢様がやってくる。
工事現場で働く陸斗に、お嬢様こと鈴華は恋をし、告白をする。
めげることなく陸斗にアタックをしていく鈴華。
少しずつ近づいていく距離につれ、鈴華は陸斗の抱える闇を知る。
それは父親からの虐待と母へのDVが原因で、人を愛せないというものだった。
陸斗は鈴華は拒絶されて、めげそうになるもこの諦めたくなく、愛を伝え続ける。
その気持ちが通じ、陸斗と鈴華は愛し合うようになる。
だが障壁は高く、陸斗の父の虐待の原因になった人物や父自身にぶつかり、涙していく。
それでも愛し合うことを決めた二人は手を繋いで乗り越えていく。
これはお嬢様の一生分の恋物語。
そして陸斗の闇に向き合う許しの物語。
◻️高山 陸斗
工事現場で働く貧乏青年。子供時代の父親からの虐待により、人を愛せない性格となっていた。鈴華と出会い、愛することを覚える。
◻️六条 鈴華
生粋のお嬢様。陸斗に一目惚れをしてからストーカーのようにアタックをし続けている。
陸斗の過去を知り、拒絶されてめげそうになるも、諦めずに愛し続ける。
◻️高山 千里
陸斗の母。夫からのDVと過労により倒れ、入院を続けている。
◻️高山 未来
陸斗の妹。
この作品の感想ノート
読まさせていただきました。
しかも、一気に読んでしまいました。
最初はコメディなのかなと読みすすめていたのですが、さまざまなバックボーンを知るうちに、なんだか「うちのオトン、ギャンブラーやったなぁ」とか思い出してしまって、最後はえぇ歳したオッサンやのに泣きながら読んでしまいました。
陸斗くん目線、痛いぐらいわかりました。
虐待はないまでも似たような体験があるもので。
鈴華お嬢様、強いなぁ…。
こういう芯のある女性って、なんか素敵だなと思ってしまいました。
楽しく読まさせていただいて、ほんとにありがとうございました。
英 蝶眠さん
2020/06/01 20:48