男子哲学部の論争2

作品番号 1569218
最終更新 2020/01/09

男子哲学部の論争2
ヒューマンドラマ

14ページ

総文字数/ 118,181

ランクイン履歴:総合28位 (2020/11/15)

哲学とは


 哲学という言葉は知っていても、哲学とは何かを説明するのは難しい。
 辞書には次のようなことが書かれている。

《物事のあり方や原理を、理性によって追及する学問》
《経験によって作られた価値観》

 正直、分かりづらい。
 これを丸暗記したところで、哲学とは何かを知っていることにはならない。
 もちろん、辞書が悪いわけではない。
 そもそも哲学自体、宗教や政治的思想との境界があやふやらしいのだ。
 それでも、あえて分かりやすく説明するなら、次のような感じになる。

 こだわり → 信念 → 哲学

 三つの言葉は似たような意味だが、矢印が進むに従って言葉の意味合いが強くなる。
 つまり、信念とはこだわりの上位種のようなもので、哲学は信念の上位種のようなものと思ってもらえばいい。
 こだわりというのは、「目玉焼きには醤油かソースか」といった程度のことで、そんなに重くない。ハッキリ言って、その日の気分で変えてしまって構わない。
 それに対し、信念をその日の気分でコロコロ変えるのはまずい。
 そんなことをすれば、たちまち信用を失ってしまうだろう。
 でも、絶対ではない。
 例えば、命の危険が迫っている場合。
 信念は大事だけど、命を捨ててまで守るものかと問われれば微妙なところだ。
 余程のことでない限り、命の方を優先していいだろう。
 でも、哲学は死んでも曲げてはならない。
 というより、曲げた瞬間それは哲学でなくなる。
 逆に言えば、哲学とは本人が死ぬことで初めて確立するものなのだ。 
生きている限り、哲学に完成はない。
だから、考え続けよう。


あらすじ
同タイトルの続編です。
初稿なので未熟な部分が目に付くかもしれませんが、
よければお読みください。

さらなる続編の構想もありますが、執筆は未定です。
依頼があれば書くかもしれません。

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