いばら姫は愛の夢を見て眠る

作品番号 1561356
最終更新 2019/06/13

いばら姫は愛の夢を見て眠る
恋愛・青春

2ページ

総文字数/1,343

ランクイン履歴:総合2位 (2019/06/15)

うちの一族には
いばら姫がいる。

古い真っ白な洋館に住み、薔薇の庭園で優雅に紅茶をいただくその人は
五十年もの間若く美しい執事とふたりで暮らしている。

御年、七十歳。

****
主人公結愛には幼馴染の彼氏、ヒロトがいる。高校三年になり、ヒロトが遠くの大学に受験を決めていると聞き大喧嘩に。
恋愛相談に結愛がいつも訪れるのは、いばら姫のいる洋館だった。彼女はいつも、姫と呼ぶには豪快に人の悩みを笑い飛ばしたりするけれど、時折ぽろんと結愛の心に響く言葉をくれる。
そんな彼女が、死んだ。
『喪主は、親族のどなたかにお願いいたします。準備その他はすべて私が取り仕切りますので』
淡々と通夜葬式を取り仕切るのは、五十年いばら姫に連れ添った若き執事、使用人アンドロイド。
通夜の日、彼は結愛に一冊の古い日記を差し出した。





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