③フリーテーマ

 大学生のハルと遼は出逢ってすぐにお互いを意識し、恋人同士になる。
 学友の大輔と香奈をはじめとする周囲の心温かい人々との出逢いを通じ、多くの気づきを得て二人は成長してゆく。
 ある日、ハルは遼が幼い頃に母から虐げられた過去を知ってしまう。
 順調に交際を続ける二人だが、遼のもとに母からの手紙が届く。
 心身を蝕まれた遼は守るために最愛の人と離れる決断をする。
 ハルは再び遼が戻ってくると信じて何があっても待つと心に決める。
 十年後、遼は人恋しさから歓楽街のバーに赴いた。
 だが客から難癖をつけられて暴行を受け、十年ぶりに大輔に連絡をとる。
 駆けつけた大輔との会話から目が覚めた遼は、闇に囚われた心の壁を崩壊させ、ハルに手紙を送る決心をする。
 大部分を空港でしたためた手紙は無事ハルのもとに届く。
 そして運命のめぐり逢わせで二人は空港のロビーで奇蹟の再会を果たす。
 手紙の最後には遼がハルに最も伝えたい言葉が書かれていた。
 『君を愛している』