合コンが終わると、僕は再びマコトと連絡が取れなくなった。



「合コンやるって時にCD渡されても、荷物になるだけだから」


そう言って受け渡しを断られたCDをいつ返すべきか、僕はマコトにLINEを送ったのだが、マコトは僕のメッセージを「既読」にするのみで、一切返信をしてこようとはしなかった。



翻って広田の方は、先日の合コンに参加した女の子の誰かと親密になってきているのか、「根本会」においてLINEでやり取りしながら食事、という場面が多々見られた。


僕はその光景を見ながら、広田のLINEの相手がマコトで無い事を、ただ願うばかりであった。



10月を過ぎ、11月へと入った。


この時期になると、さすがに冬の足音が聞こえてきており、僕はくたびれたジャケットを着る事で木枯らしから身を守りながら、マコトから連絡が来るのをただ待っていた。



しかし、マコトからLINEの返信が来る事は無かった。


そして、僕とマコトが出会うキッカケとなったTwitteにおいても、マコトは何故か顔を出さなくなっており、もはやマコトの姿はリアルでもSNS上においても確認する事が出来なくなっていた。



そんな時だ。


気まぐれなのか、マコトのTwitterアカウントである「マコト@最近普通に低浮上」が、一つ二つツイートを始めた。



『久しぶり』


『えーと、こっちの垢では殆ど浮上してなかったけど、みんな覚えてる??』


『ってか、TL。殆どみんな呟いてねー。
みんな、どこ行ったよw』



時刻は、平日の深夜1時。


「ツイ廃」でも無い限り、さすがに皆が寝静まってる頃であり、僕もトイレによって目が覚めなければ、おそらくこのマコトのツイートを翌朝辺りに見た事であろう。



『いるぞ』


マコトの独白めいたツイートに、例のCDの件など色々ある僕は、取り敢えずリプライを送り、ベッドの上で返信を待った。