壊したくなるほどこの世界は、憎くて、愛しくて。

作品番号 1555748
最終更新 2019/05/14

壊したくなるほどこの世界は、憎くて、愛しくて。
恋愛・青春

10ページ

総文字数/3,280



私のすべてを奪ったこの世界が、
憎くて、憎くて、仕方がなくて。

行き場のない感情が、
この世界を壊したくて、壊したくて、たまらなかった。



友情、愛情……
すべてがいつか壊れてしまうのならば。

私がこの世界から消えてしまう前に、
自ら壊してやる――はずだった、のに。



どうしてこの世界は、
私とキミを引き合わせたの?



この世界は、いつだって残酷だ。


私を突き放したかと思えば、
救いの手を差し伸べるのだから。




壊したくなるほどこの世界が、
憎くて、憎くて、憎くて。

それでも、愛しいと思えたのは……
きっとキミと出会えたからだと思うんだ。



ねぇ……。

キミに何も告げることなく、
私が永遠の眠りについたら……。



キミはこの世界を、
壊したくなるほど憎みますか?



それとも……――。




2019.04.24

あらすじ
夏休みが始まる前に突如難病を患った姫花は、自分のすべてを奪った世界を憎んだ。自分がこの世界から消える前に、友情や愛情をすべて自分の手で壊すと決めた姫花。しかし、そんな彼女の前に現れたのは、同じクラスの人気者で頭脳明晰な洸だった。洸が近づくたびに、彼を傷つける姫花だったけれど、なぜか折れない彼を知るたびにだんだんと憎しみとは違う温かい感情が芽生えてきて――。

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