国の法律により、ハムスターとお見合いしました。

作品番号 1554611
最終更新 2019/10/04

国の法律により、ハムスターとお見合いしました。
恋愛・青春

204ページ

総文字数/100,237

ランクイン履歴:総合15位 (2019/08/16)

すてきな表紙はまかろんK様です。
8/9 誤字修正しました。

日本ではその症状に、恋愛結婚憧憬症候群と名前が付けられた。

主に日本人に起こる、恋愛に理想や妄想や憧れを抱くために起こった一種の白昼夢。

『ブライダルブルーシンドローム』とも言われている。

簡単に言えば恋愛結婚に憧れるために『お見合い相手が、動物や無機物、人外に見える』

2×××年。

 日本の人口が5000万人を切ってしまった未来。

 国が相性のいい相手とお見合いさせる法律が設立。

人間は唯一、感情で相手を選ぶ動物である。本能だけではなく理性が動く動物である。

16歳になったら第一段階目のお見合いが始まる。

大学には保育所が完備。大学に行きながら子どもを育てた場合、国からお祝い金と補助金も出る。

私のお見合い相手は、ハムスターでした。

 小動物に見える場合は、恋愛結婚憧憬症候群は軽症らしい。

人外や無機物に見える場合は重症とか。

「流伽ちゃん、大変。俺、お見合い相手が人魚に見えた」

 幼馴染は重症みたい。

「流伽……私の相手は、私がパソコンに見えるらしい」

 親友の相手が重症でした。

「俺には流伽が、流伽に見えるよ」

両手を広げたハムスターは、すごくセクシーな声でそう言った。

けれど私には、ハムスターがちょこんと立っているようにしか見えなかった。

それはもしかして起こるかもしれない、遠くない未来の話。

恋愛に憧れる高校生たちの恋愛模様。

お見合い相手がハムスター
立崎 流伽(たちざき るか)

お見合い相手が人魚
凛ロ 一河(りんろ いちが)

お見合い相手にパソコンに見られている 篠田 水咲(しのだ みずざき)

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