リュウヘイ君はこんな意味合いのことを、一気にまくしたてる。

 わたしはため息をつき、小声で思わずこう漏らしてしまった。

「何もイワヤマさんだってそんな無茶なお願い、聞くことないのになあ」

 わたしはイワヤマさんを責めたい気持ちになった。

 神様だからって、なんでも人間の願いを聞いていいってもんじゃないでしょ! と言ってやりたい気分だった。