高校1年生の引っ込み思案な少女・縁は、夏祭り名物『御影水晶』を通して神社の跡取りの同級生・千歳と一夜の交流を交わすが、翌朝彼が事故で亡くなったことを知る。
「絶対に私のせいだ」と急いで神社へ向かった縁は、気がつくと御影水晶を手に春へタイムリープしていた。それも縁という名の男子として。どうやらここは自分が男である並行世界らしい。ならば千歳と友情を育み、あの事故から絶対守ろうと決意する。
元の世界では蕾だった彼への恋心が花開きそうになるのを必死に抑えながら、縁は最善の道を模索する。しかし最善とは、自分が代わりに事故に遭うことだった。
次に目が覚めた時、縁は少女に戻っており千歳も生きていた。あの世界が何かは解らないが、流される生き方はやめて『気持ちを伝える生き方がしたい』と思うように。その時、訃報が届く。それは入学時から休学していたもう一人の縁のものだった。魂が溶け合い記憶は消え、初恋は叶った。